ルイスコンツェルン(Louys
Cocern)
主力の工業関連ではラワグ、ナガ、カルバヨグに製鉄所を有しオーストラリア、中東、アフリカに輸出。 もうひとつの基軸の建設業では港、橋、空港、学校、美術館など広く受注している。小売業ではデパートをオーストラリアにも展開し、スーパーマーケットやコンビニエンスストアも経営。会長はフレッド・ルイスで妻のジェニーが数社の社長を兼任。娘のファムがPLPに参加していることから同組織に資金援助をしていた。ルイス家はバリラー家と親戚関係にある。
フレッド・ルイス(Fred Louis)
ルイスコンツェルン会長。2080年、オックスフォード大学を主席で卒業。82年、父オイラリーを継いでルイス建設の社長に就任。オイラリー死去の92年、会長となった。20才の時より、自動車収集を始め、そのコレクションは250台に上る。
ジェニー・ルイス(Jenny
Louis)
オックスフォード大学在学中にフレッドと知り合い、22歳の時に結婚、96年にファムを出産。その後、コンツェルン傘下の数社の社長を兼任。コンサートホールや学校などの建設、ボランティア活動にも取り組んでいる。
ウェルズ・ピトエフ(Wells
Pitoef)
81歳(2112年時)。2031年、ECイギリス・カーディフ生まれ。53年、ロンドンのキングダム執事専門学校卒業。ロンドンの某名家で見習い執事として働くが、3年後に雇い主が破産。オイラリー・ルイスに拾われ、ルイス家の主任執事となる。勤続30周年の記念にフレッド=ルイスからドイツのケルンボン製ティーカップが贈られた。
ファム・ルイス(Pham
Louis)
17歳(2112年時/2096年生まれ)、身長155cm、体重45kg、ルイス家フレッドとジェニーの娘。PLP軍に所属。 |
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Barliar farm
OCUインドネシア、スラウェシ島のランテパオにある農場。一族の間では「バリラー・コンツェルン」と呼ばれ、121ヘクタールの土地で1000頭以上の牛を飼育し、2107年のOCU農産博覧会の牛肉部門で、その品質とコストパフォーマンスが評価され金賞を受賞するなど、OCU各国で高い評価を受ける。肥料の製造や工業製品を生産する工場も所有。2112年、肥料製造の際に発生したメタンガスをエネルギーとして駆動する、メタンヴァンツァーの開発に成功。バリラー家はルイス家を親戚関係にある。
電話:123A-56BC。
バーデン・バリラー
バリラー畜産試験場・総帥
ジャカルタ工科大学機械工学科卒業。牧畜に携わるかたわら、長年にわたり完全無公害ヴァンツァー開発を続け、2112年に世界初のメタンガスを燃料に駆動するメタンヴァンツァーの市販を開始。
ベネット・バリラー
バリラー畜産試験場・農園部門COO(最高執行責任者)
遺伝子操作を利用し肉牛の品種改良を担当し、OCU畜産評価大会での金賞受賞の功労者。今後はクローン技術の効率化を目指し、高品質な肉牛を安価に生産することを計画中。バンドン大学農学部卒業。バーデンの妻。
オーリック・バリラー
バリラー畜産試験場・名誉会長
荒野を開拓し、バリラー畜産試験場の基盤を築き上げた創業者。始めは肉牛6頭という小規模なものであったが、大手食肉会社から肉牛の肥育を請け負うことにより規模を拡大。その後、生産までも手掛けるようになり、現在のバリラーの基盤を築いた。農園の肥育担当。牛はオーリックの長年の経験が活かされた配合飼料で飼育されている。バーデンの父。
エーメ・バリラー
バリラー畜産試験場・農園担当CEO(最高経営責任者)
長く農業に従事していた経験を活かし、メタンヴァンツァーへ装着する「深混層ロータリー」や「全面マルチ消毒機」などの各種アタッチメントの開発アドバイスも担当している。
バーデンの母。
ターニャ・バリラー
バリラー畜産試験場・COO
バタム大学経営学部卒業。卒業後、USNのビジネススクールへ留学しMBAを取得。その後、在USNインドネシア大使館商務部へ勤務。数年にわたる商務部勤務を経て、バリラーコンツェルンの実質的なCOOとして経営にあたるために帰国。バーデンの長女。
リニー・バリラー
バリラー畜産試験場・畜産実験場主任
トラジャ大学工学部制御工学科卒業。卒業後、農園の肥料製造プラントなどの設計、管理運用を担当。メタンヴァンツァーの営業・販売も担当し、ダイレクトマーケティングの手法を取り、顧客との直接対話を心掛けている。購入者への無料操縦講習の担当者でもある。バーデンの長男。
スカイナ・バリラー
バリラー畜産試験場・肥料生産部門COO
バンドン大学応用生物科学部休学中。ジャカルタのミッション・スクールを経て、同大学へ進学。バーデンに請われ、大学を休学して現職。肥料資産部門の責任者として、化学肥料・有機肥料の品質向上に努め、施肥後のアンモニアガスや硫化水素などの有害ガス発生を抑えた完熟堆肥[バリライト]の開発責任者として活躍。今後は遺伝子操作を駆使し、好気性微生物を応用した科学薬品に頼らない土質改良用品の開発を計画。バーデンの次女。
ケトレ・バリラー
バリラー畜産試験場・財務担当COO
ジャカルタのミッション・スクールを経て、日本の大学へ留学する予定であったが、バーデンに引き留められ現職に至る。購買担当者として手腕を振るい、各種資材の買い付けにあたっている。工業製品製造部門が、メタンヴァンツァーの開発に成功したことで、莫大な利益が上がると予測。今後はメタンヴァンツァーの製造コスト低減を計画中。コストカッターの異名を持つ。バーデンの三女。
このままではフォーラムの丸写しでおもしろくもなんともないので、少し補足する。ただの蛇足か?
●あまりピンと来ないかもしれないが参考として、敷地「121ヘクタール」はディズニーランドの約1.7倍。
●ターニャの「MBA(経営学修士号)」とは、欧米のビジネススクール・経営大学院修了者のことで、マネジメントのプロフェッショナルとしての人材であることの認証のようなもの。
●エーメの「深混層ロータリー」は畑を深く掘り起こせる耕耘機のこと。ヴァンツァーで押すか引くかして使うものと思われるが、深い層の土壌は肥沃度が低く、一度に深耕すると生育不良になるともいわれており、実際有用な農機器具かは不明。「全面マルチ消毒機」の消毒とは土壌を薬品処理や熱処理して雑草や害虫駆除するもので、マルチとは株や畝をビニールなどで覆って地温を調節、地中の水分保持を行うためのもの。全面というのはカバーで畑全体を覆うこと。畝単位でマルチング(マルチする、すなわち覆うこと)する部分マルチもある。薬品を使わない消毒と全面マルチを同時に行うにはかなり大型の機材が必要になるので、ヴァンツァーでの運用は有効かもしれない。
●おまけ程度にメタンヴァンツァー。メタンガスを利用したエンジンは現在でもあるので、導入コストがすこぶる低ければガス排出規制の緩い国でウケる可能性あり。畜産業以外にも、食品工場のように有機ゴミが大量に出るところでも活躍の場はあるだろう。
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