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組織名は、北欧神話の主神オーディンの別称から。 ここでは、簡潔な文章とするため「S型デバイスを介した並列人格操作によって、ベルナルドと同一の人格になった者」を「ノード」と呼称する。 各国軍など組織内部にいるノードを利用した情報収集・工作、各国のテロ組織と内通する一方で政治家や軍高官とのコネクション、S型とそれに関連するWAPの操縦システム技術の違法な売買で、活動拠点と資金を持つ。 モーガン・ベルナルド
元医学博士。 第2次ハフマン紛争時の工作により、ベルナルドに関するあらゆる個人情報が消失しており、出身地についても「アイルランド系」とする説があるものの、(EC?)政府は関連を否定している。また、並列人格に関する情報はU.S.N.軍の機密管理機構により軍の最高機密情報として取り扱われ、ベルナルドに関する事件が多いことから、U.S.N.軍は対ベルナルドのほぼ専任としてバーゲストを追跡している。しかしながら、並列人格という特殊性と軍部内通者の情報操作により、一貫した思想や行動を特定できない状況で確定的な情報は多くない。 各国のテロ組織に内通しており、政治家や軍高官に強いコネクションとS型技術の売買で、活動の拠点と資金を確保していた。 モーガン・ベルナルドとグリムニル略歴
U.S.N.軍のグリムニルへの対応並列人格に関する情報はU.S.N.軍の機密管理機構により軍の最高機密情報として取り扱われている。また、多発するベルナルド関連の事件に対し、U.S.N.軍はほぼ専任としてバーゲストに調査を行わせているが、ベルナルドが用いる並列人格という特殊性と軍部内通者の情報操作により、一貫した思想や行動を特定できない状況で、確定的な情報を得られていない。カンボジアの違法プラント、アラスカ研究所などでグリムニルと交戦をするも、ノードの拘束には至っておらず、WAP製造・調達ルートに関しての全容はつかみきれていない。 グリムニルとは上述のように、オーディンの別名の1つである。オーディンは中世北欧の歌謡集エッダやスカルド詩の中でさまざまな名前で呼ばれており、古ノルド語「グリムニル」とはその呼称のひとつで「頭巾を被った、仮面を付けた者」の意。 各所から情報を拾うとモーガンは「各国のテロ組織に内通しており、政治家や軍高官の『信者』を持つ」という。いわば「ザーフトラとドイツを操ってドイツにヴァグナーを送り込むことも可能」であるし「ラーブヌイと屈託し、日防軍を利用し、大漢中をけしかけ、M.I.D.A.S.を入手する」ことも可能という破天荒な設定。実際はそこまで極端でないことを願うが、この設定はあまりに雑である。 スペイン語・ポルトガル語であろうFARSAの意味は「茶番、悪ふざけ」。結果だけ見れば、確かにといった印象だが、地元警察と政府の対応の遅さがいただけない。 5thエンディングの「やっと終わったよ。これですべて片付いた」。ウォルターは何を片付けたのか? モーガンか? では、実体のない彼をどのように追い詰めたのだろう。 別ページに載せるべき文量だが、グリムニルに情報量を補う意味で合わせてここに記す。 モーガンは自身の信条やグリムニルの目的を語ることはなく「結局、何がしたかった?」という問いに答えるに十分な情報がない。 M.I.D.A.S.強奪の基本的な構造は以下の2つに集約される。1. ラーブヌイはM.I.D.A.S.を入手するため、日防軍の佐々木参謀長(クーデター軍)を利用した。(ワールドヒストリカ:P.111) 2. 日防軍の佐々木参謀長(クーデター軍)はM.I.D.A.S.を入手するため、グリムニルと結託していた。(ワールドヒストリカ:P.039) 単純に読み解けば「モーガンは日防軍を介して、ラーブヌイに利用されていた」とも見える。 しかし、モーガンは各国との秘密外交でそれなりの情報網を持っていたはずで、ラーブヌイに利用されていたにしては、かなりの規模・期間を投資している。 さらに、M.I.D.A.S.が完成するのは2111年だが、モーガンはすでに2109年にWAPをアラスカへ移送する計画を企てている。モーガンはM.I.D.A.S.完成を予見、または実用化成功に関し確度の高い情報を得ていたことになる。M.I.D.A.S.がかたちとなる前に佐々木がモーガンへ強奪計画を持ちかけるとは考えにくく、 M.I.D.A.S.の周辺情報や世界情勢を掴んでいたモーガンが、ある程度のシナリオを描いた上で、日防軍へ接触を図ったのではないか。 M.I.D.A.S.強奪作戦実行までの流れ1. 2108年、エマが金原子核線理論を発表する。 2. これにいち早く反応したのが、原子核線からのエネルギー抽出理論提唱者を輩出したラーブヌイの放射線研究所。 3. エマの理論が兵器へ流用される可能性を予測した同研究所の報告がラーブヌイ政府に提出される。 4. 政府は国営研究所の人員・資産をU.S.N.のM.I.D.A.S.開発監視に投入。 開発成功の可能性が高いと判断され、一部政府高官は物理的な奪取を画策。モーガンに協力を依頼。 5. 22世紀初頭頃には日本とU.S.N.との歩み寄りの兆候(出典:3rdネットワーク) 6. 日本のO.C.U.からの離脱を支援するU.S.N.内の議員会派・情報機関の勢力が日本のM.I.D.A.S.所持・クーデター蜂起を支援をする動き 7. U.S.N.・ラーブヌイのバックアップを得たモーガンは日本へ協力を打診 8. M.I.D.A.S.入手協力と引き換えに、日防軍はモーガンに情報、資金、潜伏場所を提供 9. M.I.D.A.S.はルカーヴによりラーブヌイへ渡る計画であったが、ルカーヴの造反により失敗 M.I.D.A.S.を爆発させようとした理由端的には「アラスカ州ごと吹き飛ばして追っ手から逃れる」ためである。 よって、モーガンはアラスカすべてを消し去ろうとは考えておらず、爆発規模をコントロールして「必要最小限」に収める算段であった。 ところで 「必要最小限」の爆発とは何か? 南米ペルーの山中で、モーガンが自爆したことを思い出して欲しい。 また、カスピ海の一件でもわかるように石油資源も現役であるようなのでクリーンエネルギーとしてM.I.D.A.S.への期待はあるのではなかろうか。とすると、M.I.D.A.S. がエネルギー供給源として実用化されてしまうとほかの石油や天然ガスなどの資源の需要が著しく低下する。輸出国は打撃を受けるから、M.I.D.A.S.爆発で研究施設を一掃し、実用化を食い止めたい(遅らせたい)のかもしれない。 注意すべきは、モーガンが絶妙なバランスで外交を行うことである。 ――フェンリルシステムとその対応WAPに関する情報と引き換えに、U.S.N.はモーガンに加担する。 |