ヴァンツァー開発史

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概況

赤太字はWAP・WAW関連メーカーの起業・倒産、統廃合など。

1847 ナクソス創業
1899 バザルト創業
1949 ヤギサワ重工創業
1953 イグチ創業
1964 ヴィンス創業
1981 ディアブルアビオニクス創業
1989 ライマン創業
1990 アエロクローネ創業
1999 霧島自動車工業創業(後の霧島重工)。
2000 ランドルト博士がアクチュエーターに関する新理論を発表。
2002 ジェネラルコールスマン創業
2006 テルアビブエアロスペース創業
2007 シュネッケ創業
2010 半永久機関の実現。
2011 トロー、ホープライズが創業
2012 センダー社創業
2014 リムアーズ創業
霧島自動車工業が霧島重工株式会社に改名。
2015 ドミトーリ公社設立

WAW開発始動

2020 シュネッケからの資金援助を受けたランドルト博士が、アクチュエーターの開発を経て人型作業機械の開発を開始するが、シュネッケの構想に適うものでなく、開発計画は滞る。
2021 レオンオーラエンタープライズ創業
2025 ランドルト博士とシュネッケは試作型WAWを完成させたが、既存の作業機械よりも低性能であったため評価されなかった。
2026 シュネッケはWAW技術を注視していたディアブルアビオニクスからの協力打診に応え、開発に参加。
2027 新試作機パロットはU.S.N.軍の評価試験で性能が認められたものの、導入コストが高く、開発は停滞。
2028

マセルインダストリィ創業
シュネッケとディアブルアビオニクスによる各メーカーへのMULS提案に対し、O.C.U.からはジェイドメタル、E.C.はセンダーが参加を決定。

2029 MULS発表。参画企業は合計17社となった。
シケイダが完成。合同の生産体制下でU.S.N.が97機、E.C.ドイツが15機購入し、WAWの実戦配備が開始された。
ジェイドメタル創業。
パペール社がソンクラー重工の子会社として創立
2030 ランドルト博士が殺害される。
U.S.N.軍がWAWの実用試験開始。
2032 ウォルター=ヴォネガット創業
2034 アフリカ紛争へO.C.U.がWAWを派遣し、S.A.U.S.軍が実戦に投入。E.C.からはシュネッケがWAWを、センダーが多脚戦車を送り出すなどした。
2035 センダーが航空機本体の製造を開始。
2040 参入各社はMULS-Pを発表。
コストダウンと性能アップ、アフリカ紛争での実績により、各国軍で配備が始まった。
2042 O.C.U.国防軍が本格的なヴァンツァーの配備を開始。
パペールがWAW用武器からWAP用ショットガン、ライフルの製造に転換?。
2045 ヴェルダ設立
2046 霧島重工が軍事産業に参入。
2050 センダー社がヴァンツァー開発に着手。必武創業
2054 ヴィンスジャパン創業
2057 ハイネマンインダストリィ創業
2065 フレイマン創業
2068 フォーチュンメディカル、ボールド・チャレンジが創業

WAP本格運用開始

2070 第1次ハフマン紛争勃発。翌々年、終結。
ハイネマンインダストリィを坂田製薬が買収。サカタインダストリィを設立し、ヴァンツァーの開発に着手する。
2071 サカタインダストリィがメタルワーカー・プロジェクトを始動。
2072 インテーゲーン創業
2073 バレストロ創業
2079 ガスト503BをU.S.N.が制式採用。
2086 ロブスト1Aロールアウト。
2087 センダーがラバント開発に着手。
フェザントがロールアウト?。
2089 インターゲーンが国際裁判で訴訟を受け倒産。
PSP研究が進み実戦運用。
WAPが携行可能サイズのステルス技術が実用化。
2090 第2次ハフマン紛争勃発。翌年、停戦。
バイオニューラル・デバイス試験段階に入る?
2091 バイオニューラル・デバイス実用化。
O.C.U.国防軍がグランドガンポート構想を打ち出す。
スタブラインがロールアウト。
2092 ジェイドメタルが、E.C.イギリスのライマンを買収。ジェイドメタル・ライマンと改名し、大型機動兵器の開発に着手。
モスVBS生産開始。
2093 霧島重工が、支援ポッドを開発・発表。世界的なヒット商品となる。
センダーがO.C.U.のグランドガンポート構想を受けて、大型機動兵器の量産を開始する。
ジールA1、カスティゴUが、ロールアウト。
2094 サカタインダストリィ事件が露顕し、サカタインダストリィはイグチに買収され消滅。
O.C.U.国防軍インターゲーンが環誘導侵攻制御装置「フェンリル」を完成。
2095 バレストロ、支援ポッド開発に着手。
レオノーラエンタープライズが、霧島重工と支援ポッドの技術提携を結ぶ。
ウォーラスM1が、ロールアウト。
2096 E.C.各国が共同、イギリス軍主導で陸上新戦術研究機関デュランダルを設立。
2097 ザイゴートA1、ビガーM1がロールアウト。
バレストロが支援ポッド製造を開始。
2098 中華人民共和国軍にU.S.N.から譲り受けたヴァンツァーが配備される。
ゼニスDV、ロブスト2A、ロブスト1A-3P、ヘイルM16ロールアウト。
2099 99式甲「月弓」がロールアウト。
O.C.U.韓国がヘイルを採用。
2100 O.C.U.日防軍がイグチ99式を97機採用。
2102 ヴィンス・ジャパンが親会社ヴィンスU.S.N.のヴァンツァー製造COM部門を買収。
ディアブルアビオニクスがヴィンスU.S.N.のヴァンツァー部門を買収。
レオノーラエンタープライズがとシュネッケが技術提携開始。

ザイグスA1がロールアウト。
博多振動子研究所が新型の超小型振動子を開発。
2107 ヴィンスジャパン倒産
2109 パペールが親会社のソンクラー重工から独立。ヴァンツァーの製造・開発開始。
2112 霧島重工のエレクトリカルトランスミッションベアリングジョイントが特許認可を受ける。
CWDSが小型化されヴァンツァーへの搭載が可能となる。
ジェイドメタル・ライマンが新型ジェネレーター「XL-2000」を開発。
日本警察機構が強警を都市圏中心に配備開始。
上海鋼鉄公司、鉄武帝重工公司が創業
2120 シュネッケ主催によるヴァンツァ−博物館開館予定。

参照資料により年号の不一致がみられたので、年号表記などに矛盾する個所もある。
シケイダの次に古い型のヴァンツァーは、年号が確認ができる範囲で2079年のガスト503B。年代ははっきりしないが、テンダスもかなり旧式のモデルのようだ。

「民間用のWAW」「軍用のWAP」と2種に大別できるはずなのだが、ゲームの性質上どうしても軍用ヴァンツァーがメインとなるので、「広く普及しているWAP(WAW)」という設定に適う軍用・非軍用のバランスがとれた資料がないのが実情。非軍用のWAWがイグチのライラスと強警に留まり、ヴァンツァーは社会に根付いたものなのか実感がない。
一般人がヴァンツァーを必要とするとは到底思えないが、建築業・林業・鉱業や大型航空機・船舶の建造所、核関連施設、災害現場(消防WAWとか)ではかなり有用と思える。フロントミッション的には敬遠されがちな宇宙での活動では、遠隔操作が可能ならなおさらWAWの需要は高いだろう。戦闘するかどうかは別にして、天体に基地を建造したり、危険地域の調査など有用性は計り知れない。幸い、霧島重工の宇宙航空事業部が無重力空間対応のボールジョイントを開発に成功しているので、宇宙仕様WAWの実用化は近いのかもしれない。