■THE WORLD(世界編)
2096年の世界
主要国家紹介
ヴァンツァー概要
その他の兵器
■THE CHARACTER(人物編)
人物相関図
キャラクター
■THE SYSTEM(システム編)
基本操作方法
ゲームの流れ
自軍の強化方法
戦闘の基礎知識
画面の見方
シミュレーターの活用テクニック
システム用語集
■THE SETUP(セッティング編)
ユニット強化
ヴァンツァーの強化プロセス
パイロットの強化プロセス
■THE BATTLE(バトル編)
バトルパートの流れ
APについて
基本行動解説
武器の種類と特徴
ステータス障害
時間・天候変化とパラメータ変化
スキル解説
リンクシステム
操作可能なゲストキャラクター
■THE TACTICS(戦術編)
ヴァンツァー部隊強化ロジック
パイロット強化カリキュラム
勝利への方程式
■THE MISSIONS(実戦攻略編)
STAGE00〜27
■THE SIMULATOR(シミュレーター攻略編)
Durandal Simulator 01〜11
U.S.N. Simulator 01〜11
■THE DATA(データ解析編)
パーツカタログ
武器カタログ
バックパックカタログ
アイテムカタログ
コンピューターショップ
アビリティ解説
■THE INTERVIEW(インタビュー)
フロントミッション4座談会
シナリオ/システムチーム
グラフィックチーム

INDEX

 
表紙がUSN軍332機動中隊、裏表紙がデュランダルの刺繍(ワッペン)と、雰囲気のある写真で飾られている。全352ページは歴代のフロントミッション攻略本の中で最も多い。シミュレーションも合わせて54ステージを扱っていることを考えるとそれ以外の要素がかなりを占めているといえよう。これは多種多様なセットアップとそれに準じた戦術のバリエーションを取り上げていることを示している。

大まかな内容は目次から察して頂けると思うが、バトル編・戦術編に約60ページ割かれている点と1ステージにつき平均3ページ使われている点は特筆すべきことだろう。戦術編は細かなノウハウもフォローされ、実戦攻略編でも、敵ユニットが行動開始する条件が記されており、効率の良い戦闘を行には有用だろう。

気がつくかどうか微妙ではあるが、エルザ編とダリル編では紙面背景に使われているテクスチャの色分けがなされているなど細かな配慮もある。一方でステージの見出しが右であったり左であったり検索しにくいレイアウトにもなっている。ステージは残念ながら両編の最終ステージとなる28、29が掲載されていない。また、シミュレーターの出現条件も中途半端で両編のsimulator 12については「どのルートを進軍するかも重要?」「英軍機の数が関係する?」「ターン数はあえていわない」とされている。これは後に発売されるエンターブレインの攻略本で明らかになりますよ、という後発のフォローだろうが、「コンプリートエディション」の名に偽りありといわざるえない。

設定資料は、OCUやECの概略にとどまり、メーカーの解説も2行程度でボリューム感はないものの、ファーストエディションに比べればやや改善・増量され、よく読めば新規の情報を拾える。ただ、ストーリーの重要なポジションを占めるデュランダル、ブラウネーベル、公正ベネズエラ、ベネズエラ州についての踏み込んだ記述はなく、キャラの経歴なども扱われていない。

スクウェア・エニックス
A5/352頁
1500円
2004年1月16日(2004年2月6日)