ザンボラ共和国 タンガニー共和国

 関連項目
ソサエティ

エルガー
Elger
ザンボラ共和国首相(2064年)。タンガニー共和国に和平を働きかけていたが、バルミングは副首相キールとの共謀で暗殺を実行。エルガーの搭乗機は撃墜されたが脱出し、ボンゴに救出された。

キール
Keel
ザンボラ共和国副首相。平和主義を唱えるエルガーをバルミング将軍と共謀して暗殺を仕掛けた。バルミングにより殺害された。

バルミング
Balming
タンガニー共和国の元首。将軍。ソサエティの下級メンバー。和平会議メンバーでザンボラと交渉を進めていたが、裏でキール副首相と共謀し軍を使った暗殺計画を実行。グレイブナーとの戦闘で死亡?

アクセル・ボンゴ
Axel Bongo
ザンボラ軍のヴァンツァーパイロット。グレイブナーらと行動後、アフリカ統一平和維持軍に再参加。

アフリカ統一平和維持軍
2062年に解散、2065年頃再開か?

地名・施設
ザンボリ(Zamboli)、ジャンガ村(Janga)、ガラル山(Garal)、タンガニー議事堂(Tangany)、クシャサの森(Kushasa)、マラパの森(Marapa)、エミンガの森、ンマクバの森(Nmakba)、ラアスの森(Raas)

 
国土の大部分が標高1000メートルを越すサバンナ高原地帯。標高の低い沿岸地方ではジャングルが広がり、標高と緯度の違いでかなり気候が異なる。3月から5月は雨期。

全土に110以上の部族が存在し、部族単位で生活。100万人を超えるスシカ族を筆頭に高原地帯の中央に住むナムヘジ族が約50万、モザンビークの国境付近に住むコマンデ族が有名。少数部族では東部海岸地区のココ族、オヤ族、ラガサ族、北部山岳地区のガヤチ族、モラザ族などが知られており、国の総人口は1660万人(2064年)。

スワヒリ語と英語が公用語。ほかにはザンジバル語やアラビア語、バンツー系言語も使われている。通貨単位はボツワナ・シリング(Bsh.)。

社会主義国家建設を目指す共和制で、一院制の国民議会を持っている。ボツワナ革命党NMCの一党支配。首相の任期は5年とされており、2064年時はエルガーがその地位にある。



エルガー首相暗殺未遂事件
平和的外交を望んでいたエルガー首相は、対立関係にあったタンガニー共和国に和平交渉を申し入れ、同国元首のバルミング将軍はこれに応じ和平会議が実現。しかし、この裏でバルミング将軍はソサエティの支援のもと、ソサエティ幹部の地位を狙うザンボラ共和国副首相キールとの共謀でエルガー首相の暗殺を実行。大統領の搭乗していた専用機をタンガニーとの国境のザンボリの森付近上空で撃墜した。乗員は死亡が確認されたが、エルガー首相はパラシュート脱出に成功し、ジャンガ村の村長ボンゴに救出され、事態収拾までの間、彼のもとに身を隠していた。その間、大統領を探し出そうとするバルミング側の部隊がジャンガ村を焼き討ちし、多数の死傷者がでた。

カーネルライト協会から派遣されたグレイブナーらは、ソサエティ主義のバルミング将軍とキール副首相の共謀を察知し、タンガニー議事堂で開催予定の和平案を採択するための会議に出席するエルガー首相の護衛に付き、襲撃しようとするバルミングからエルガー首相の身を守った。この襲撃事件でバルミング、キールの両名は死亡?し、和平会議は延期された。事件後、タンガニーでは短期間の後に新政府が成立し、エルガー首相は混乱が収まりしだい、和平を進めることを明言している。



●周辺国を含む地域問題なのかもしれないが、和平会議を開催するということは、裏を返せばそれまでザンボラとタンガニー両国はあまり友好的な関係ではなかったのか。それなら、バルミングは和平案を拒否し続けて、敵対関係をとり続けてればよかったのでは?と思えてくる。資源大戦前後でアフリカ情勢がどう変化したのかわかるといいのだが。
●国名は語感からしてザンビア(ザンボラ)とタンザニア(タンガニー)だろうが、公式設定には腑に落ちない点が多々ある。たとえば「通貨単位はボツワナ・シリング。ボツワナ革命党NMCの一党支配」とあるので、ザンボラはボツワナがモデルの国かと思いきや「東部海岸地区」という記述もある。地図で一目瞭然だが、ボツワナは内陸国なので海岸は存在しない。また「モザンビークとの国境付近」ともあるが、そもそもモザンビークとは隣接していない。民族がいくつか挙げられているが、これも実在しないものなので参考にならず、実は、上記の解説文はどこの国を述べたものなのか判然としないのである。完全に対応はしていないが合致する項目が多いのはタンザニア連合共和国。ただし、大戦後の世界という設定上、この地域で包括的な再編があり、現在の地図とはまったくことなっているのかもしれないので、この設定の正当化の余地は残されている。
●タンガニーの北西がAlternativeに登場したアルウィミ戦線・イティンビリ戦線にあたる。