O.C.U. オシアナ共同連合



アダム首相
(O.C.U.成立時)

アリタ財務大臣

(2102年時)

チャールズ議員
2112年O.C.U.経済協力会議のO.C.U.中央議会代表者。

バンコク経済帯

旧ASEAN地域が欧米の市場に対抗することを目的として創設。O.C.U.の母体となった。

トリニダット号拿捕事件
2011年、パナマ運河を航行中のオーストラリア船籍のタンカー「トリニダット」がアメリカ海軍に拿捕された事件。米側は「停船命令を無視したため」と説明したが、豪政府は同国がバンコク経済帯への加盟に対する圧力であると抗議。以後、両国の関係は急速に悪化。豪はバンコク経済帯参加を正式に決定。

イースタン&オリエンタル急行

シンガポールとアロルデシュを結ぶ?

O.C.U.インダストリアルサミット

O.C.U.の工業系企業が毎年開催。

O.C.U.日本とUSN
それまでに強い繋がりを背景としてO.C.U.成立後しばらく、わずかではあるが経済協力活動が行われていた。2100年頃?より、再びUSNとの経済協力や共同軍事訓練を復活させようと議員や軍部の秘密工作が活発化。USNでも同様の動きがみられる。

O.C.U.軍大規模演習
2089年、太平洋上でオーストラリア海軍に常駐しているO.C.U.太平洋艦隊移動訓練、オーストラリア海岸線を利用した陸海空軍参加の上陸演習など大規模な軍事演習が行われた。また、太平洋艦隊はそのまま太平洋上に展開し海上訓練を約1ヶ月行った。

ラザーミ議員
O.C.U.陸上大会
O.C.U.中央議会

O.C.U.国会議事堂
O.C.U.海洋経済企画庁
O.C.U.憲章
O.C.U.経済協力会儀

オーストラリア・ニュージーランド海底トンネル

O.C.U.軍追加派兵法
 
 

Oceania Cooperative Union(O.C.U.)

アジア諸国が西側の経済土壌として利用されることを拒否するため、アジアの国々の経済的な自立を共同連合という形を取ることによって実現させために成立した連合。オセアニア、東アジア、東南アジア地域からなる。各国には自治が認められているが、O.C.U.憲章に則り、共同体としての利益が優先される国政でなくてはならない。本部はO.C.U.オーストラリアのキャンベラ。連合国防省、連合外務省、連合内務省、連合経済省が行政を司る。

経済共同体「バンコク経済帯」を中心にした共同国家構想があったが、豊かな資源と強力な対外交渉能力に欠けていることを不安材料として抱えていた。そこで、オーストラリアの資源と日本の生産技術を包括した経済共同体計画を立案。最終的にバンコク経済帯とオーストラリア、日本の3つの勢力がすべて同列の権利を有するという案がまとまり、2026年、オシアナ共同連合が誕生した。

O.C.U.成立には中国も強く反発し、当時経済協力を活発に行っていたU.S.N.との地理的・経済的な壁となることを懸念。また、東南アジアが南縁を取り囲むことを経過した。22世紀に入っても対立は解消されておらず、O.C.Uから.の歩み寄りも拒否する姿勢を示している。

O.C.U.誕生により、東南アジア諸国は日本の対外交渉力とオーストラリアの豊富な資源を得て経済力を強めたが、その一方で共同体内での民族・宗教観の争いが絶えず、2070年、2090年にはUSNとの間で2度に渡りハフマン島の領有権をめぐる紛争が勃発。多数の死傷者を出す結果 となった。2102年のアロルデシュクーデター、2112年の日本軍部のクーデターなど不安定な情勢で、未解決の難題が多く残されている。

アロルデシュクーデター後、加盟国間の経済格差問題による不和が生じ、深刻なインフレが発生。O.C.U.経済協力会議は180億円の経済援助(日豪韓で156億円)を決定したが、混乱の根底にある先進国による支配構造にある経済システムの改善までには及ばず、O.C.U.の経済は低迷し、反O.C.U.運動の気運は高まりをみせている。

 
     
 
 
主な加盟国
 
 
オーストラリア/日本/ニュージーランド/タイ王国/大韓民国/フィリピン共和国/アロルデシュ人民共和国/シンガポール/インドネシア/ベトナム/マレーシア/パプアニューギニア/カンボジア王国/ラオス人民民主共和国/ミャンマー連邦/キリバス共和国/サモア/ソロモン諸島/ツバル/トンガ共和国/ナウル共和国/バヌアツ共和国/パラオ共和国/フィジー共和国/ニウエ/マーシャル諸島共和国/ミクロネシア連邦/ハフマン島
(以上編者推測含む)
 
     
 
略年表
 
 
2005
 
バンコク経済帯設立。
2019
 
バンコク経済帯にオーストラリアが参加。名称を「オシアナ共同連合」変更。
2021
 
反O.C.U.運動が盛んになる
2023
 
国防軍の前身である「O.C.U.共同準備隊」編成
2025
 
オシアナ共同連合成立
2028
 
大韓民国が加盟。以後東南アジア諸国も相次いで加盟。
2068
 
ハフマン島への入植開始。
2070
 
第1次ハフマン紛争勃発
2089
 
O.C.U.軍が太平洋上で大規模な軍事演習
2090
 
2094
 
バングラデシュが加盟し、翌年アロルデシュと改名。
2102
 
アロルデシュでクーデター発生。豪州で鉄鉱脈発見。
2106
 
O.C.U.フィリピンのミンダナオ島を反政府組織が占拠。
2112
 
日防軍によるクーデター発生。バタンガス沖でMIDAS爆発。
 
     
 

●フロントミッションプロジェクト始動時にO.C.U.の英名がOceana Community UnionからOceania Cooperative Unionに変更されている。Oceana(オシアナ)→Oceania(オセアニア)と変わっているので、アロルデシュ人民共和国の英字紙「West Oceana Observer」も変更すべきか?
また、US版FM4ではU.S.N.がU.C.S.(Unified Continental States)と改められたが、日本ではU.S.N.が使われ続けている。

●地図によっては台湾がO.C.U.に含まれているものもあるが『サード』では明らかに大漢中の一部である。北朝鮮や樺太/サハリンの位置付けは不明。

●O.C.U.地域が抱える現在の諸問題を無作為に列挙すると「ガダルカナル島地元住民とマライタ島からの移住民との対立」「フィリピン・ベトナム・中国・マレーシア・ブルネイ間の南沙諸島問題」「中国・ベトナム・カンボジア国境」「シパタン・リギタン島・北方領土・竹島領有問題」「朝鮮半島」「タイ・ミャンマー・ラオスなどの麻薬」「アボリジニ・マオリなど先住民問題」 など多数あり、共同体設立も一筋縄では行きそうもない。