フロントミッション/第2次ハフマン紛争参戦者名簿

項目別詳細

DAINAGON(R)

部隊名

DAINAGON(R)

全方位に戦果を上げた特化編制主戦部隊

基本データ

  • 正式名称 : 小豆色のLRBG大納言リターンズ
  • 通称 : 大納言
  • 所属 : O.C.U.陸防軍第2軍機動部第072遊撃機動中隊、F.I.A.直轄部隊

第2次ハフマン紛争中、退役や戦死により欠員が生じ、隊の維持が困難になりつつあったO.C.U.の2つのWAP部隊(A.T.中隊、大納言)がロクスタ砂漠の前線基地で合流し、後の再編によって結成された部隊。
アサルトライフルとグレネードを主体とした、他に類例の少ない戦術を得意とし、O.C.U.ヴァンツァー部隊の主力の名に恥じぬ戦果を残すが、U.S.N.に亡命した。(経緯は後述)

U.S.N.軍によるフリーダム市侵攻以降、ロクスタ砂漠南端まで前線の後退を余儀なくされる中、O.C.U.軍WAP部隊の大半は退却戦によって大きく損耗していった。
A.T.中隊と大納言も例外ではなく、隊長(Nal.Mufatha、Sanche.Toilet)を失った両部隊の隊員が合流し、Mafty.Ewinterを新たに隊長とすることで結成された部隊。
尚、この二つの部隊は精強なものではなかったが、後に「大納言編成」と呼称される特殊な編成に特化して以降、頭角を現していく。
ジャンケンで例えるならグーとチョキしか出せないような特化編成で、拠点攻略、拠点防衛、市街地戦、哨戒野戦と全方位的に戦果を上げられたのはTetsuya.Sakagutiの指揮によるところが大きい。

O.C.U.軍の主戦部隊として前線を支えていたが、設立直後からその戦術上、弾薬(特にGR)の消費が極端に大きい事が上層部から問題視される。
戦果の大きさから黙認されていたものの、戦術的な弾薬消費の大きさを隠れ蓑にして、弾薬使用量の虚偽申請(IGUCHI Type7をCross Horn、ターボBPをアイテムBP等)して差分を横領していた事が発覚。O.C.U.軍は横領、公文書偽造等の容疑により隊員全員の拘束の動きを見せるが、いち早くこれを察知し、かねてより交流のあった「マシプラ」、「ネ実」の手引きによりU.S.N.へ亡命。
受け入れに難色を示す声もあったが、WAP運用実績に乏しかったF.I.A.が独自にWAPの運用データを入手すべく、O.C.U.時代の運用データの提供を条件に身元を引き受けることになった。
亡命後も継続的に運用データをF.I.A.に提供し、後に「パープルヘイズ」等のF.I.A.直轄実働部隊設立の基となった。

この亡命に関しては動機の弱さから別の理由があったのでは?とする説がある。

結成以降大きな戦果を残し戦死者が少なかったが、反して作戦中の行方不明者(紛争後に戦時死亡宣告)の数が多く、その中には隊長のMafty.Ewinter、戦闘指揮官のTetsuya.Sakaguti、エースパイロットのJude.Constantineら部隊の主力が多くが含まれ、部隊の解体を余儀なくされた。
部隊のマネージメントを担当していたKondrat.Maxinovic(横領の首謀者とされる)がスラブ系のオーストラリア人であり、停戦直後に行方不明となっていることから、ザーフトラ共和国、あるいはニルヴァーナ機関との関係が疑われている。
これらの事から行方不明者の多くはメタルワーカープロジェクトの犠牲となった可能性があり、Kondrat.MaxinovicはフリージャーナリストのFredrick Lancasterの「取材対象」となっているが消息は不明のままである。