リアルナンバー イマジナリーナンバー

 関連項目

ラーブヌイ共和国
FIA
MIDAS事件
M.I.D.A.S.

バール・ゴルボフスキー(Bar? Gorbovsky)
2047年、ヤマルカ市生まれ。69年、ヤマルカ大学政治学部卒業後、国務省に入省。78年、科学技術庁へ転属。88年、オルシャ国営科学研究所所長となり、リアルナンバー、イマジナリーナンバーの研究責任者となる。2110年、研究失敗の責任をとり、辞任。2111年、駐在大使として、大漢中人民共和国へ配置される。

 
real number/imaginary number

ラーブヌイ共和国の国家プロジェクトとして推進され、同国の国営科学研究所で研究・開発されている優秀な人種の製造・育成計画で、リアルナンバーとイマジナリーナンバーと呼ばれる2種の人種に区別される。両者は各国の政治・軍事の重要部へ送り込まれ、ラーブヌイ共和国にとって有利な働きかけや内部工作などが行われている。倫理的・社会的規範から逸脱した計画であるため、機密情報の管理が徹底され、漏洩の可能性が認められた場合、実力行使で関係者の口封じがなされている(究極的には殺害する)。計画開始は2070年ごろ?

元ラーヴヌイ科学技術庁上級官僚のバール・ゴルボフスキー在大漢中大使のバックアップで北京にイマジナリーナンバーの研究所を建造中(2112)年。また、一時期イマジナリーナンバー計画の責任者であったが、その際、上海に研究所を設立。、また、その地位を利用して個人的にイマジナリーナンバーを利用し、大漢中との癒着の疑いがかけられている。

 
リアルナンバー
イマジナリーナンバー
製造
優秀な人材から得た受精卵から生成。出世以後の教育によって、優良なヒトとして完成となる。
遺伝子配列を制御することで生まれながらにして一般人の能力を超越し、用途に適したヒトを生成。
育成
出生後、管理プログラム下での訓練・思想教育が施され、高い戦闘能力と知能、自我の否定、マスターに対する絶対服従がインプリンティングされる。
生後約10年間、代理母の元で育てられ、3歳前後から教育プログラムに則った育成を開始。優良な能力を示した個体は専門分野の教育機関へ移され、さらに各個に適した教育を受ける。
現状
一般人に比べ優れる点は多いが、コストに見合った結果が得られず、マスターを失った時に、想定された思考パターンから逸脱することがある。
極めて高い能力を発揮される一方、ガンや遺伝子病による死亡が多く、育成環境に起因すると思われる精神障害も認められる。2101年からは製造が年1〜2体に制限され、不良個体は処分されている。
投入時期
2090年代以降
2100年代以降
いずれのタイプも思考・生体を完全に管理できるまでに至っておらず、その優秀さゆえに、常人の手に余る行動をとり制御不能となることが報告されている。


 リアルナンバー

リュウ ハイフォン(劉 海峰)
Liu Hai Fong
大漢中コード:AAX001。2080年生。大漢中人民共和国軍情報部所属。


 イマジナリーナンバー


アリシアーナ・クラムスコイ
Arisiona Kramskoi
身長162cm、体重49kg。
2093年、オルシャ研究所製。オルシャ研究所の研究員であったクラムスコイ夫妻(共に物理学者)の下で養育されていたが、イマジナリーナンバーであることでアリシアーナの身を案じた両親は、9歳のときにOCU日本へ亡命させ、武村伊佐夫のもとに預けた。直後、帝北大学理学部放射線学科で弓道部にも所属し、民間の放射線プロジェクトにも参加。日本名、武村アリサ。O.C.U.軍科学学生研究員(表面上は、民間の放射線プロジェクトに参加となっている)。養父・武村伊佐夫が、友人ロラン・クラムスコイの娘アリシアーナ(当時9歳)を引き取った。

エミール・クラムスコイ

Emir Kramskoi
M.I.D.A.S. ]を参照。

セロフ・ウォーレン
Selov(Serov) Warren?
2084年生まれ。2112年4月にオルシャ研究所から脱走、OCU陸防軍技術研究所第1特兵開発部第2部長。ヴァンツァーを含む特殊兵器に開発・実用化を担当。肉体的な異常はないが、軽度のパラノイア系精神障害で薬物投与などの医療措置を受けている。機械工学、電子工学、電気工学、流体力学の各博士号、ラテン文科修士号、第1機甲兵免許保持、第1・2特車免許を保持。大漢中コード:TCX021。

イヴァン・ラーザレフ
Ivan Larzalev?
2112年9月、上海研究所より脱走。華蓮団の保護下に置かれたが、機密書類持ち出しの疑いがあり、政府側の武装部隊との戦闘中に死亡。大漢中コード:TRX05。

アンソニー・パーキンス
2111年3月、USNでの調査任務中に行方不明となるが、ヴァージニア連続殺人事件の容疑者ノーマン・ベイツとして逮捕。FBIに拘留中。FBI公式発表によれば、17件の殺人事件(被害者23人、行方不明のものを含むと25件)に関与し、逮捕時の精神状態は完全に崩壊していた。知能は優秀で、FBIでの取調べ時には、13以上の言語を組み合わせたことばを話していたといわれる。ノーマン・ベイツとはUSNのマスコミがつけた俗称。大漢中コード:TVX032。

ピエールヴィ=Z=ヴィェーシィ
別名、ルカーヴ・ミナエフ。大漢中コード:TAX001。詳細は[FIA]を参照。

ロザヴィア=グレーフェ
イマジナリーナンバーによる戦闘部隊に所属。

アンジオール=ボグダーノフ
イマジナリーナンバーによる戦闘部隊に所属。

グルーブ=プローブヌイ
イマジナリーナンバーによる戦闘部隊に所属。



●この計画に基づいた遺伝子操作の方法を確立するのに実験材料とされた多くの母子が犠牲となった悲劇が存在するに違いない。次は、輻輳説に影響しない遺伝要因のみで人格が完成する技術を目指すのか。
●以前掲示板の書き込みに「イマジナリーナンバーの脳をブレイン・デバイス化したら…」という書き込みがあった。ドリスコルやヴァグナーの冷たさ見ていると、こいつはイマジナリーナンバーのはしりだったのではという想像も湧く。
●さらりと書いてあるので気にもならないかもしれないが、クラムスコイ一家の亡命時に自動車事故があったとされているブレストはポーランドとの国境付近の都市で、エマが住んでいたと思われるオルシャと400〜500キロも離れていたりする。ゲーム中のヘリに追われるムービーは、国境を直前にして車が撃破され、生き延びたエマが森を抜け越境したということで、USNヘリがラ−ブヌイの領空侵犯をしてまで回収したわけではないのかもしれない。だとすると、USNとポーランド(EC?)の関係はOCUとの関係ほど悪くはないのか。