ロシア領シビルスカ

 関連項目
ソサエティ
ヤクート

レジネフ
Leginef
ロシア大統領。「赤ザメ」の掃討をカーネルライト協会に依頼。

赤ザメ
ロシアでテロ活動をするソサエティ武器開発組織。ソサエティのナンバー6であるシュヴァルツが指揮をとる。本部は北極海の氷上にあるシヴァルツ要塞。

シヴァルツ
Schwarz
「赤ザメ」のリーダー。ソサエティのナンバー6。ソサエティが開発した新兵器の実地試験を担当。

マイクロウェーブ砲
強力な電磁波を放射する破壊兵器で、ソサエティが実用化に成功。ビーム状に見えるのは空気中の粒子がプラズマ化しているため。通常の装甲では歯が立たないがサカタ博士の「対マイクロウェーブシールド」では95%効果を消せるといわれる。

地名・施設
レビ湾大橋(Revi)、ベアチェフ海岸(Beachev)、リョホフ海岸(Ryohov)、モルフスク市街(Molfske)、ギルカ氷山(Gilka)、コフスカヤ湾(Kovskayja)、カラ海(Kara)
 
Sivilska,Russia

シビルスカは20年前までチクシという小さな港町であったが、政府が推進した新海底油田開発計画によって、事業従事者を中心にロシア人が流入し急速に発展した。人口は約1万2千人(ロシア総人口2億252万人)。公用語はロシア語。通貨単位はシビルスカ・ルーブル(Sp.)。

国会は議会共和制で運営されており、最大政党はロシア社会民主党(旧社会民主労働党)、それに保守共産党、自由党が続いている。近年では新海底油田開発計画を打ち立て原油の確保にあたっているが、これは政府がロシア国民も資源不足に直面しているとみせかけた狂言で、ロシアは今までに資源枯渇の危機に直面したことはない。

赤ザメがロシアで活動を始めるする以前、ソサエティがレジネフの前の大統領に対し、他国への侵略戦争をするよう要求していたが、大統領がこれを拒むと暗殺された。以後、垢ザメによるテロ行為が一気に広まり、経済情勢の悪化などを招いた。



テロ組織「赤ザメ」掃討作戦
レジネフ大統領がロシア各地で兵器実験のためにテロ活動をするソサエティの兵器開発チーム組織「赤ザメ」の掃討に乗り出し、カーネルライト協会とクリムゾンブロウに派兵を依頼。

リョホフ海岸沖の油田施設を占領していた赤ザメの排除に成功。また、赤ザメはレビ大橋をマイクロウェーブ砲の試験として標的にしており、実験の妨害となるとして通行する輸送車などを排除目的で襲撃していたが、これも傭兵によって鎮圧された。しかし、混乱を狙ったものなのか詳細な目的は不明であるが、赤ザメはモルフスク市街の地下にトンネルを建造し、そこに爆薬を仕掛け街の一部に壊滅的なダメージを与えた。カラ海では航行中のタンカーを軍用船団で襲撃するなど活動は大規模で過激である。

傭兵の善戦により反撃の目処のたったロシア政府は陸海空軍の主力を動員して赤ザメの本拠地であるシヴァルツ要塞の制圧作戦を開始。赤ザメの大型ビーム兵器ミドガルズオルムにより攻撃に向かうロシア艦隊が殲滅されるなど多大な被害が出たが、傭兵のグレイブナーやシールド工学者サカタの協力により、ビーム兵器の破壊に成功。ビーム兵器に搭乗していた赤ザメのリーダーでソサエティ幹部のシュヴァルツは戦闘中に死亡?し、赤ザメ・ソサエティの勢力は弱まった。


●小さな港町とされているチクシだが、少し大きめの地図なら掲載されている。実際はカラ海ではなくラプテフ海に面している。場所については[ヤクート]の「囲み評註」を参照。
●「近年の油田開発は資源不足に直面しているとみせかけた狂言」という記述の真意が気になる。ロシアは資源大戦では最後に遅れて参戦してきていたし、ロシア(シベリア)にも資源はそこそこあるから、その程度で他国からの資源援助などは期待できないだろう。北極海沿岸は開発があまり進んでいないので「ついにそこにも手を出したとは危機的なんだな」と他国に思わせているのか、工業化が遅れてエネルギー効率(対経済効果)が低いというのか。ともあれ「資源不足打開のため、資源を求めて他国へ侵略」というシナリオをソサエティが実行させていたいう設定でもあれば面白いのだが。