real number/imaginary number
ラーブヌイ共和国の国家プロジェクトとして推進され、同国の国営科学研究所で研究・開発されている優秀な人種の製造・育成計画で、リアルナンバーとイマジナリーナンバーと呼ばれる2種の人種に区別される。両者は各国の政治・軍事の重要部へ送り込まれ、ラーブヌイ共和国にとって有利な働きかけや内部工作などが行われている。倫理的・社会的規範から逸脱した計画であるため、機密情報の管理が徹底され、漏洩の可能性が認められた場合、実力行使で関係者の口封じがなされている(究極的には殺害する)。計画開始は2070年ごろ?
元ラーヴヌイ科学技術庁上級官僚のバール・ゴルボフスキー在大漢中大使のバックアップで北京にイマジナリーナンバーの研究所を建造中(2112)年。また、一時期イマジナリーナンバー計画の責任者であったが、その際、上海に研究所を設立。、また、その地位を利用して個人的にイマジナリーナンバーを利用し、大漢中との癒着の疑いがかけられている。
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リアルナンバー |
イマジナリーナンバー |
製造 |
優秀な人材から得た受精卵から生成。出世以後の教育によって、優良なヒトとして完成となる。 |
遺伝子配列を制御することで生まれながらにして一般人の能力を超越し、用途に適したヒトを生成。 |
育成 |
出生後、管理プログラム下での訓練・思想教育が施され、高い戦闘能力と知能、自我の否定、マスターに対する絶対服従がインプリンティングされる。 |
生後約10年間、代理母の元で育てられ、3歳前後から教育プログラムに則った育成を開始。優良な能力を示した個体は専門分野の教育機関へ移され、さらに各個に適した教育を受ける。 |
現状 |
一般人に比べ優れる点は多いが、コストに見合った結果が得られず、マスターを失った時に、想定された思考パターンから逸脱することがある。 |
極めて高い能力を発揮される一方、ガンや遺伝子病による死亡が多く、育成環境に起因すると思われる精神障害も認められる。2101年からは製造が年1〜2体に制限され、不良個体は処分されている。 |
投入時期 |
2090年代以降 |
2100年代以降 |
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いずれのタイプも思考・生体を完全に管理できるまでに至っておらず、その優秀さゆえに、常人の手に余る行動をとり制御不能となることが報告されている。 |
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