ポーランド資源地帯(Polish Resource Base)
ポーランドのラヴィッツ?にある長さ40キロに及ぶ採掘・加工プラントの集合地帯。採掘した資源を集積して1次加工する4つの拠点がある。専門の警備部隊が設置され、厳重な警戒体制が敷かれている。資源地帯発見による自給化前はUSNやザーフトラ共和国からの輸入に頼っていた。2096年の襲撃事件では、第3拠点が損傷を受け2年間の機能停止に陥った。仮に完全破壊された場合、6年間の採掘作業停止が起こったともいわれる。資源採掘はほかにケンプテン油田など。

資源輸送用パイプライン
ザーフトラ共和国の資源ターミナルとドイツ南部のバッサウ市とを結ぶ。構内はリニア方式の列車が通い、高速輸送が可能。資源輸出停止後は、使用されていない。 また、バッサウ市とドイツ北部?を繋ぐ資源輸送鉄道も整備されている。

レーメル(Rehmer)
ポーランド陸軍中佐。デュランダルと共に資源施設の警備にあたっていたが、ザーフトラ部隊との交戦で死亡?。

ジェラルド・テルフォード
(G. Telford)
イギリス陸軍大佐、第一空挺団団長。デュランダルとの共同作戦で英軍屈指の精鋭部隊である第一空挺団の3個中隊を率いてザーフトラ資源基地の確保に成功。

ブラウネーベル
(Blauer Nebel)

ドイツ軍特殊部隊。司令官グレーザー、隊長ヴァグナー。2080年代に陸軍テロリスト鎮圧特殊部隊として設立され、90年代に名称と任務内容が一般に知られるようになった。2089年、テロリストのヴァンツァーによる武装化を受け、部隊にヴァンツァーを配備。ECで最初にヴァンツァーを配備した対テロ部隊として話題となったが、そのヴァンツァーが一般に公開されたことはない。2096年までに10回以上のテロリスト拠点の殲滅作戦を行っている。
ドイツ中央部山中の古城を基地として利用し、城砦内部は格納施設となっている。装備はヴァンツァー50機、戦闘車両30両、輸送用を含む非戦闘車両30両、戦闘ヘリ20機、輸送・偵察ヘリ10機(いずれも推定)。隊員は90名で、多くが操縦・整備を兼任する。
2096年、内部に潜伏していたザーフトラスパイに利用されマデイラ危機に加担。ザーフトラスパイと入れ替わっていた所属者たちは死亡が確認されている。

ニクラス・グレーザー
(Niklas Glaeser)
2046年生まれ?(2096年時50歳)。スパイWの持ち掛けたEC施設襲撃計画に賛同し、同時に職務責任を果たしていないと考えていた軍や官僚に対する不満を解消するために独自の作戦を立案・実行。事件後はイギリス軍に拘束された(一説にザーフトラに逃亡)。

ロルフ・ヴァグナー
(Wagner)

2068年生まれ?(2096年時28歳)。死亡記事。この人物になりすましたザーフトラのスパイWが、ブラウネーベルを利用し、マデイラ危機を発生させた。

スパイW(※下欄参照)
本名不明。ロルフ・ヴァグナーと入れ替わりドイツ軍に潜入したザーフトラのスパイ。出生後3歳までの経歴は不詳で、スモレンスク国立福祉センターに孤児として収容。13歳のときから2年間行方不明となっていたがセンターに戻り、16歳で軍の少年予備隊入隊。1年後、正式に入隊するが、直後の訓練中の事故で死亡と記録されている。その後、スパイ教育を受けたとされるが、詳細不明。

ドランツ(Drantz)
ドイツ陸軍大尉。ブラウネーベル所属。本人に成り済ましたザーフトラスパイが入れ替わり同部隊に潜入。ドランツの消息は不明。同スパイはデュランダルとの戦闘(イベリアメガフロート)で死亡。

ゼーマン(Seman、Зееман?)
ザーフトラ陸軍中佐、空挺部隊隊長。マデイラ島でのUSN艦攻撃、EC議会場襲撃作戦の部隊を指揮?。
 
 
ザーフトラ共和国の謀略によってEC・USNの緊張が高まり、USN軍がEC領内のマデイラ島に侵攻した事件。

ザーフトラ共和国がポーランド新資源地帯の採掘開始後から停止していたECへの資源輸出再開による経済回復のため、ECに資源危機を発生させる計画を実行。ザーフトラ軍とドイツ軍ブラウネーベル隊に潜伏させていたザーフトラスパイを首謀者とし、同軍グレーザー准将が荷担するかたちで、ドイツ軍基地襲撃、資源地帯の破壊及び情報工作によるEC・USN間の関係悪化を誘発。同時にECは資源危機に陥った。基地襲撃事件調査のドイツ軍責任者であったグレーザーはその地位を利用した情報操作で、基地・採掘施設の襲撃犯はUSNであるとEC議会に報告。議会がUSN犯行説を表明したことで、反発したUSN政府はマデイラ島に侵攻。EC・USNの緊張は極限にまで達した。

EC政府側の事故調査チームであったデュランダルは、事件調査の早期からザーフトラ軍による犯行の可能性を報告していたが、これもグレーザーらの工作により歪められEC議会に報告されたため、議会はザーフトラ犯行説を認めることはなかった。デュランダルが事件調査中にドイツ軍ブラウネーベルと交戦に至ったことを重く見た議会は、同チームを活動停止とした。しかし、デュランダルはイギリスのノランド首相に擁護され内密に調査活動を続け、独自のルートで得たザーフトラ犯行説を裏付ける資料を同チーム擁護派のノランドやUSN軍に提供。ノランド首相は同チームとイギリス軍にザーフトラ内の資源ターミナルを確保するという強硬手段で、事件関与の証拠を得るよう指示。イギリス政府は同施設から多数の物的証拠とグレーザーの身柄を確保した。また、グレーザー、ブラウネーベルが行方不明となっていたことからEC政府も状況の異常を認識し、資料提供を受けたUSN軍も侵攻を停止していたため事態は回復に向かった。

同時期にUSNベネズエラ州で起こったクーデターにおいて、ブルーノ大統領が雇ったザーフトラの部隊が州軍と共にUSN軍や公正ベネズエラと交戦している。ザーフトラ軍部隊(イワノヴナ大佐)はグレーザー准将の指揮下にあり、ベネズエラ国内に航空機用施設を確保。USN領からザーフトラ軍の航空機をECに飛来させ攻撃することで、USNがECを襲撃したよう演出することが目的だったと思われる。ベネズエラ州から撤退した同部隊の一部(ゼーマン中佐)が国際指名手配中のブラウネーベル隊長ヴァグナー少佐らとともに、パリEC議会場を襲撃しているが、イギリス軍・デュランダルの合同部隊により鎮圧された。

なお、主犯格のグレーザーはEC内に有事を起こすことで、職務意識に欠ける軍将官や政治家にその自覚を促そうという意図があったといわれる。しかし、一連の作戦で自分の指揮能力を発揮することに陶酔し、目的が変質していったとデュランダルの調査チームに述べている。資源ターミナルでイギリス軍部隊の進軍があった際も、独断で証拠隠滅をしないよう指示していた。
 
     
 
   
 
それぞれの位置関係は以上のようになる。ザーフトラ上陸地点のリーベ県付近やウクライナ国境のスーミ州などの地名はゲーム本編では登場せず、位置から相応しいものを選んだ。EC議会場はゲーム本編のセリフではパリ、攻略本ではモントール市(スイス?)とされているが、ここではゲーム本編中の地図からパリ付近とする。 ステージ1は「デンマーク山中」とされてはいるものの、実際のデンマーク国内の最高地点は海抜173mと非常になだらかな地形の国である。
 
     
 
ECドイツ基地襲撃事件(A)
 
 
ザクセンアンハルト地方などのドイツ国内にある5か所の陸軍基地が、ザーフトラ軍ヴァンツァー部隊(一説に空挺部隊4個中隊)による奇襲攻撃で壊滅的な被害を受けた。EC首脳による緊急会議が開かれ、ドイツ軍特殊部隊ブラウネーベル司令官で、基地襲撃事件の調査責任者であるグレーザー准将が状況を説明。イギリス首相ノランドの提案により、ECからの調査団としてデュランダルの調査チーム(調査責任者ジード・エルガー)を現地派遣を決定した。
デュランダルは事件現場に残された襲撃犯ヴァンツァーの制御チップを採取し、分析の結果、ザーフトラ製の可能性があるとグレーザー准将に報告した。また、デンマーク山中でもザーフトラ軍と目される部隊と遭遇。しかし、グレーザーはこの報告を隠蔽し、襲撃現場から輸出認可されていないUSN製ヴァンツァーの部品が発見されたとの調査結果を捏造し、EC議会に報告。EC議会は、基地襲撃犯がUSN軍である可能性が高いと発表した。この発表に対しUSN中央議会は強く反発。
 
     
 
ECポーランド資源地帯襲撃事件(A)
 
 
デュランダルは、ドイツ軍基地襲撃の目的が、EC内の重要施設を標的とした、第2の襲撃のための部隊をユトランド半島から陸上輸送する経路の確保であるとの仮説を立て、ポーランド新資源地帯が攻撃を受ける可能性が高いとの結論を出した。グレーザーによる証拠改竄でドイツ軍に不信感を抱いていたデュランダルは、情報漏えいを懸念し同軍への報告を控え、直接ポーランド軍に警戒を高めるよう要請。同チームとポーランド陸軍レーメル中佐が施設の防衛にあたる中、ザーフトラ部隊の奇襲攻撃により施設の第3拠点が損害を受けた。デュランダルの迅速な対応により施設の全壊は免れたが、この襲撃により2年間の採掘停止となりEC内に資源危機が発生した。

デュランダルはドイツに逃亡した襲撃犯を追跡し越境。国境から30キロ付近で、国内侵入を拒むスパイW(※最下欄参照)が潜伏するブラウネーベル隊と交戦となった。ブラウネーベル隊との戦闘を終えたデュランダルは、襲撃犯が逃走した経路の特定を誤り、チューリンゲン地方?にあるブラウネーベル隊の基地に逃げ込んだと判断。立ち入り調査を拒否されたデュランダルは基地の防衛を強行突破した。直後に駆けつけたドイツ陸軍第11師団のバウアー大尉立会いのもとで基地内の捜索が行われたが、襲撃犯とブラウネーベルの関係を証明するものは発見されなかった。これら戦闘によるブラウネーベル隊の時間稼ぎの中、襲撃部隊はバッサウに通じる資源輸送鉄道を使い追跡を振り切り、パイプラインからザーフトラへ撤退を完了した。また、ブラウネーベルの策略により、客観的にはデュランダルが正当な理由もなくブラウネーベル隊の基地を襲撃した判断せざるを得ないため、同機関の調査の信憑性に疑問がもたれ、同時にポーランド新資源地帯襲撃の可能性を察知しながら、当事国であるドイツへの報告を怠り独断で行動をとったことが議会で非難を浴び、デュランダルに無期限の活動処分が下された。 資源地帯プラントの破壊が、先のドイツ軍基地襲撃と同様USN軍の犯行であると発表したECに対し、USNのクリフト大統領は発表の撤回を求め、応じない場合は武力による解決を示唆。一方でザーフトラ共和国政府は、ECへの資源輸出準備があること発表した。
 
     
 
デュランダル・ブラウネーベル隊交戦(バッサウ市)(B)
 
 
デュランダルは活動停止処分の中、違法に中央政府のネットワークに侵入し、ドイツ国内企業のレアメタルの出荷量に関するリストを入手。バッサウ市に倉庫や工場を持つ企業のレアメタル出荷量が資源地帯襲撃後に微妙な増加を示しているとの分析結果を出した。バッサウ市からザーフトラ共和国に通じるパイプラインに着目。これを利用した密輸がドイツ・ザーフトラ間で行われていると推測し、調査のためバッサウ市へ急行。デュランダルの行動を予見していたブラウネーベルは防衛線を展開し、資源密輸の発覚を恐れ調査の進展を妨げるため同隊と交戦した。デュランダルはこれを排除しパイプラインに突入。ザーフトラへ向かった。しかし、ウクライナ国内でザーフトラ軍特殊部隊による襲撃を受けニコラエフに撤退。グレーザーはこの作戦でパイプラインの一部を爆破したが、これをデュランダルが破壊したと偽り、ザーフトラの正当性を保持し、デュランダルの信頼を失墜させようとしていた。ザーフトラ本国は、このグレーザーの作戦を承認していなかったといわれる。

デュランダルは身を隠していたニコラエフ港でザーフトラ部隊と再び交戦。また、同隊はベネズエラから渡航したビチュウ海運の密輸商チャン・フェイジャンがザーフトラ製のヴァンツァーを運び込んだことを確認している。
 
     
 
マデイラ島侵攻(C)
 
 
USN艦隊のマデイラ島接近を受け、ECは連合艦隊の派遣を決定。ドイツ軍からマデイラ防衛隊の支援部隊として派遣されたブラウネーベルは、イベリアメガフロートEC連合軍基地を破壊。基地司令は死亡し、指揮系統回復など施設復旧に10時間を要するほどの被害が出たため、マデイラ島へのEC艦隊派遣が困難な状況となった。また、同隊は巡航ミサイル3発をUSN艦隊に向け発射。USN艦隊はこれの迎撃に成功し被害はなかったが、ECに交戦の意があると判断し上陸部隊をマデイラに進軍させた。

メガフロート基地に派遣であったイギリス軍部隊に代わり同基地に到着したデュランダルがブラウネーベル隊を排除。USN軍が進攻中のマデイラから住民の非難及び防衛隊の撤退を支援し、これを完了させた。マデイラ諸島の主要施設はUSNがほとんど占拠。

デュランダルは先の密輸商の証言から、ベネズエラのクマナ港でザーフトラ部隊と交戦したというUSN軍トラウベル軍曹(脱走兵)との連絡を試み、これに成功。トラウベルの協力により、カラカスに部隊を展開するザーフトラ軍部隊の拠点から同軍の飛行記録に関するデータを入手。デュランダルは、独断でUSN艦隊司令シェルダン・リー・マドックス中将と直接連絡を取り、基地・資源施設襲撃がザーフトラ軍によるものであるという証拠としてデータを提供。マドックスは即時にデータ解析をFIAに依頼した。

解析の結果データの信頼性が高いとの報告をFIAより受けたマドックスは、ザーフトラ犯行説の可能性を認め、さらなるUSN側の調査の間は、EC軍の攻撃がない限りUSN軍の進撃は一時停止することをデュランダルに宣言した。しかし、ザーフトラ軍部隊(ゼーマン中佐)が、マデイラに停泊中のUSN軍艦隊を攻撃。これをEC軍側の攻撃と見なしたUSN軍マドックスはECに対し応戦する構えをみせたが、デュランダルが襲撃部隊を排除し、事態の悪化は食い止められた。
 
     
 
英軍によるザーフトラ資源ターミナル確保(D)
 
 
EC議会はデュランダルの提出したザーフトラ軍の飛行記録と、ブラウネーベルとグレーザーが相次いで行方不明となっている事実を認め、情勢は全面戦争回避に向かった。ザーフトラとの密輸の嫌疑がかけられていたドイツ企業の捜査が行われたが、確たる証拠となるものは得られなかったため、イギリスのノランド首相は決定打となる物的証拠を求め、デュランダルとイギリス軍にザーフトラ資源ターミナルを確保するよう指示した。

作戦では、ブリャンスク付近の長城要塞をイギリス陸軍第一空挺隊(テルフォード大佐)3個中隊とデュランダルが無力化し進軍。ザーフトラの資源ターミナルを防衛部隊を掃討し、ザーフトラ部隊を指揮していたドイツ軍准将グレーザーを拘束した。イギリス軍はザーフトラとドイツ企業との密輸に関するデータの入手に成功。分析により双方で回収された資源は同一のものであることが確認された。施設関係者の証言では、この作戦を受けた際、グレーザーは施設内の証拠隠滅を行わないよう指示したという。

ノランド首相はその作戦成功直後のEC定例議会で、ポーランドの新資源地帯を破壊とECとUSNとを対立させ、両国を戦争へと導くことにより大きな利益を得ようとしたと、イギリス軍とデュランダルの調査結果を明らかにした。
 
     
 
EC議会場襲撃未遂事件(E)
 
 
ベネズエラ州のUSN軍脱走兵から提供されたデータの解析した結果、ザーフトラ軍がEC議会場を襲撃する可能性があることが判明。しかし、ザーフトラが襲撃するという明確な証拠がないとして、定例議会は開催された。

議会中にUSNベネズエラ州から飛来したザーフトラ部隊の輸送機が議会場に接近し、ザーフトラ部隊と国際指名手配中だったブラウネーベル隊長のスパイW(※下欄参照)らのヴァンツァーが議会場周辺に展開した。これと警戒に当たっていたイギリス軍部隊とデュランダルが市街での交戦の末、排除に成功。議会場に被害はなかった。
 
     
 
スパイWとは、ヴァグナーになりすましていた人物を指している。ゲーム中に登場していた彼は、すでに死亡したドイツ国籍を持つヴァグナーと入れ替わったザーフトラスパイである。ゲーム中では(偽者だと判明した後も)終始一貫して「ヴァグナー」と呼ばれてはいるが、ここでは両者を明確に分けるため、また設定上でも本名不明とされているのでこのようにした。妙な設定盛り沢山なのでルカーヴの先輩かもしれない。左欄も参照。
●タイトルの[マデイラ危機]は博多による造語。事件の背景はどうあれ、事件として最も注目すべきなのはUSN軍がEC領マデイラに侵攻したという史実であるので、このような呼称を用いた。
●ゲームの終盤、グレーザーが通信でヴァグナーに撤退を呼びかけるシーンがある。グレーザーは「何とか逃げ出して、ようやく連絡できた」と述べているが、その直後のEC議会場内のシーンではノランドが「グレーザーを資源ターミナルで確保した」とも発言している。議会場襲撃を中止するよう、イギリス軍がグレーザーにヴァグナーの説得を命じたのか、ノランドがハッタリを使うことで、ドイツ首相の反応を伺うという政治的駆け引きだったのか…。万が一、制作者のストーリーの組み立てが破綻してこのような一見矛盾する展開になったとしても想像の楽しみはある。
●USN軍脱走兵であるダリルが入手したデータを、USN軍の侵攻を止めるために行動するデュランダルを経由して、USN海軍司令が見るという流れ。USN軍はドイツ基地襲撃の真犯人の一味(イワノヴナ)とベネズエラで戦っており、ザーフトラと屈託しているベネズエラ州軍とデュランダル(EC)も間接的に対立関係にあると見ることもできる。ヴァグナーの愛国心はときにボッシュ、ときにラトーナと比較される。シナリオは重層的な構造・トリッキーでそう悪くないのだが…。
●ブラウネーベルのドイツ名は左欄にあるようにBlauer Nebel(ブラウアー・ネーベル)。和訳は「青い霧」となり、BlauerとはBlau(ブラオ)が形容詞格変化したもの。ヴァグナーも英語読みに統一すればワグナーであるし、ドイツ語っぽさと語感のよさを考えた結果だろう。